金融リスクとは?

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金融リスクは、個人、投資家、企業、機関、政府、そして社会全体にまで関わる現象であり、それが存在すること、あるいは起こりうるということ自体が懸念の対象になります。複数の要因が絡み合って生じ、日々の暮らしから投資まで、商取引から世界の経済秩序までを揺さぶる金融リスクとは、最も一般的に言えば、お金や資本、資産を失う可能性のことです。

資本と呼べる元手が比較的少額であっても大きくても関係ありません。金融取引や投資の結果としてその資本を失うこと、それが最も広い意味での金融リスクの定義です。投資を行う個人にとってのかたちと、融資を受けて事業活動を行う企業や組織にとってのかたちは異なり、規模も内訳となる項目も変わってきます。

金融リスクとその指標は、レベルごとに違った姿を見せます。国の政府にとっての金融リスクとは、金融政策をコントロールできなくなったときに借入によってデフォルトに陥ることを意味しうるものであり、その結果はその国に暮らす個人にも及びます。同じように企業も、債務超過や破綻のプロセスに入り込まないよう、金融リスクの指標と自社に影響しうるリスクをしっかり管理する必要があります。

もちろん、個人投資家にも金融リスクはあります。従来の金融市場や暗号資産市場に投資する個人投資家の投資戦略や判断は、リスクを含むこともあれば、リスクそのものを生み出すこともあります。一方で、自分の収入や資産を管理しているだけの人であっても、その資金・資産管理の判断にリスクが潜んでいる場合があります。

暗号資産市場でトレードや投資を行うユーザーには、リスク管理の原則にのっとって必要な精査とリサーチを行い、自身のリスク・リターン水準に見合った取引を行うことが常に推奨されます。

金融リスクの指標とは?

リスク指標とは、潜在的なリスクを評価し、測定するために用いられる指標や尺度のことです。上限と下限が設定され、そこに達すると知らせてくれるアラームのようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。金融リスク指標もまた、市場リスク、規制の変化、競争リスクを測る手がかりとなるメトリクスです。この定義に沿って考えると、暗号資産市場に固有のリスク指標としては、相場環境、規制当局が暗号資産の規制を整備・変更しようとする動き、そして各暗号資産ごとの個別の材料などが挙げられます。

リスク指標をきちんと見極めることは、リスク管理そのものを助けます。ある市場の、あるいは特定の暗号資産や暗号資産市場全体の潜在的リスクを把握しておくことは、投資家またはユーザーとして、どの節目でどう動くかを判断するうえで重要な役割を果たします。

金融リスクの種類

市場リスク:

従来の金融市場と暗号資産市場を含め、国内外の市場環境が変化したときに生じるリスクです。

信用リスク:

企業も個人もさまざまな形で信用(借入)を利用できます。その返済を続けるには、十分な資金とキャッシュフローが必要です。信用リスクは、借入が返済されないリスクとして現れます。

流動性リスク:

流動性とは、従来型の金融商品や暗号資産を、希望する法定通貨の現金にどれだけ容易に換えられるかということです。投資家は暗号資産市場で非常に素早く売買できることを望みます。流動性リスクとは、企業や個人投資家が日々のキャッシュフローの中で、必要になったそのときに暗号資産を売買できるかどうかを指します。

オペレーショナルリスク:

オペレーショナルリスクとは、大小さまざまな組織や個人投資家の金融取引のあらゆる段階で起こりうる、障害、不正行為、ユーザーの操作ミスによって取引ができなくなる事態、そしてそこから生じる金銭的損失を指します。

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