法定通貨(フィアット)とは何か

· 2 min read

法定通貨(フィアットマネー)は、モノの裏づけや現物の裏づけによって印刷されるお金ではなく、国家の価値に見合った価値を持つお金だと考えることができます。このお金は完全に合法であり、言い換えれば、その価値を生み出しているのは国家です。フィアットマネーを発行した国家が強ければ、その通貨も強くなります。国家が弱ければ、法定通貨の価値も低くなります。

世界の多くの国は、現物のお金の代わりにこの通貨を使ってサービスや商品を購入しています。実際、近年では、国家の自国通貨の価値を名目的なお金として示す仕組みになっているといえます。つまり、何世紀にもわたって国家の価値を表してきた商品や金に代わって、名目的なお金がその座を占めたということです。

法定通貨はどのように生まれたのか

政府が印刷できる紙幣の量を決めるのは金です。つまり、国庫に金が多くあるほど、その国は多くの紙幣を発行できます。金の裏づけを超える量のお金を市場に出せば、経済は悪化します。これは商品にもとづく貨幣制度と呼べるものです。見てきたとおり、古典的な国家の仕組みでは、お金と金はセットで捉えられていました。

では、法定通貨とこの仕組みの違いはどこにあるのでしょうか。フィアットの貨幣制度では、国家は貨幣システムに対してより強く関与し、より強く管理できます。かつての金本位制を支持する立場からは、金の制度のほうが安定して見えます。一方、法定通貨を支持する立場からは、むしろ金こそ不安定な制度だということになります。

法定通貨のメリット

法定通貨のコストは、かつての制度より低く抑えられます。経済危機が起きたときには、もう一方の制度よりも国家が動ける余地が大きくなります。保管も追跡も必要ないため、コストのかからない通貨です。ただし、ゼロから生み出せる通貨であるがゆえに、高いインフレを招くおそれもあります。

法定通貨 法定通貨とは何か 暗号資産