テクニカル分析(TA)でよくある7つの間違い

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最初に言っておきましょう。テクニカル分析は見た目以上に難しいのです! トレードをしばらく続けている人なら、間違いはゲームの一部だと知っているはずです。実際、損失を完全に避けられるトレーダーは存在しません。もう間違えないだろうと思えるベテラントレーダーでさえ例外ではありません。

とはいえ、ほぼすべての初心者は、始めたばかりの頃に小さなミスをいくつか犯すものです。優れたトレーダーは常にオープンで、理性的かつ冷静であり続け、自分のゲームプランを理解し、市場が語りかけてくるものを読み取り続けます。

成功したいなら、あなたもまさにそうすべきです! こうした資質を育てることで、リスクを管理し、ミスを分析し、強みを伸ばし、継続的に成長していけます。特に状況が厳しくなったときこそ、その場で一番冷静な人間であるよう心がけましょう。

それでは、最も分かりやすい間違いを避ける方法を見ていきましょう!

はじめに

テクニカル分析(TA)は、金融市場を分析する手法として最も広く使われているものの一つです。株式、通貨、金、暗号資産など、ほぼあらゆる金融市場に適用できます。

テクニカル分析の基礎は比較的理解しやすいものの、習得するのは容易ではありません。新しいスキルを学ぶとき、その過程で多くの間違いを犯すのは自然なことです。しかし、トレードや投資となると、これは特に危険です。注意を怠り、間違いから学ばなければ、資金の大半を失いかねません。間違いから学ぶのは良いことですが、できる限り間違いを避けるほうがさらに良いのです。

この記事では、テクニカル分析でよくある間違いをいくつか紹介します。トレードを始めたばかりなら、まずテクニカル分析の基礎から学んでみてはいかがでしょうか。テクニカル分析とは何か、そしてテクニカル分析の主要な5つのインジケーターに関する当社の記事をぜひお読みください。

では、新米トレーダーがテクニカル分析を使うときに犯しがちな失敗とは、どのようなものでしょうか?

1. 損切りをしない

単純に聞こえますが、その重要性はいくら強調してもしすぎることはありません。トレードや投資において、資金を守ることは常に最優先事項です。

始めたばかりの頃は大変かもしれません。スタート時の信頼できる考え方はこうです。最初の一歩は勝つことではなく、負けないこと。だからこそ、小さなポジションサイズから始める、あるいは実際のお金をまったくリスクにさらさずに始めるのが理にかなっています。たとえばBinance Futuresにはテストネットがあり、苦労して稼いだお金を危険にさらす前に戦略を試すことができます。こうして資金を守り、長期的に良い結果を出せる戦略にだけリスクを取ればよいのです。

ストップロスの設定は、ごく当たり前の合理的な判断です。トレードには必ず「シナリオが崩れたと認めるポイント」を用意すべきです。そこは歯を食いしばって、自分のトレードアイデアが間違っていたと認める場所です。この考え方をトレードに取り入れなければ、長期的にうまくいく可能性は低いでしょう。たった一度の悪いトレードでもポートフォリオに大きなダメージを与えかねず、含み損を抱えたまま市場の回復をただ祈る羽目になりかねません。

2. オーバートレード

アクティブなトレーダーは常にトレードしていなければならない――これはよくある誤解です。トレードとは、大量の分析と長い待ち時間の連続です! 戦略によっては、エントリーできる信頼性の高いシグナルが出るまで長く待たなければならないこともあります。年に3回未満しかトレードしないのに、卓越した利益を上げているトレーダーもいるのです。

トレードのためのトレードはやめましょう。常にポジションを持っている必要はありません。実際、相場環境によっては、何もせずにチャンスが訪れるのを待つほうが利益につながります。そうすれば資金を温存でき、良い機会が再び巡ってきたときに行動を起こせます。そして忘れないでください。チャンスは必ずまた訪れます。あなたはそれを待てばいいだけなのです。

似たような間違いに、短い時間足に集中しすぎるというものがあります。長い時間足での分析は、一般的に短い時間足での分析よりも信頼性が高くなります。短い時間足は市場のノイズを多く生み、必要以上に頻繁なエントリーを誘発しがちです。短期で成功しているスキャルパーや利益を出しているトレーダーも確かに存在しますが、短い時間足でのトレードは通常、リスク・リワード比が良くありません。リスクの高い手法として、初心者には決しておすすめできません。

3. リベンジトレード

大きな損失を出した直後に、それをすぐ取り返そうとするトレーダーは少なくありません。これをリベンジトレードと呼びます。テクニカルアナリストを目指すにせよ、デイトレーダーやスイングトレーダーを目指すにせよ、感情的な判断を避けることが鍵です。

物事が順調なときや、ミスが小さいときに冷静でいるのは簡単です。しかし、すべてが裏目に出たときにも冷静でいられるでしょうか? 周りの誰もがパニックに陥っているときでも、自分のトレードプランを貫けるでしょうか?

テクニカル分析の「分析」という言葉に注目してください。その名のとおり、市場を分析的に扱うことが前提ですよね? ならば、そのような分野で、なぜ性急で感情的な判断を下すのでしょうか。最高のトレーダーの一人になりたいなら、最大級のミスを犯した後でも冷静さを保たなければなりません。感情的な判断を避け、論理的で分析的な思考に集中しましょう。

大きな損失の直後にトレードすると、たいていさらに大きな損失につながります。そのため、大きな損失の後はしばらく一切トレードしないトレーダーもいます。頭をすっきりさせてから、新たに再スタートを切るためです。

4. 頑固すぎて考えを変えられない

成功するトレーダーになりたいなら、考えを変えることを恐れてはいけません。それも、何度でも。相場環境は目まぐるしく変わり、ひとつだけ確かなことがあります。これからも変わり続けるということです。トレーダーとしてのあなたの仕事は、その変化に気づき、適応することです。ある相場環境で抜群に機能する戦略が、別の環境ではまったく通用しないこともあります。

自分の主張の反対側に立ち、弱点になりそうな箇所を探すのは良い習慣です。そうすることで、投資の仮説(そして判断)はずっと堅牢なものになります。

ここでもうひとつのテーマが浮かび上がります。認知バイアスです。バイアスは判断に大きく影響し、思考を曇らせ、検討できる選択肢の幅を狭めてしまいます。少なくとも、自分のトレードプランに影響しうる認知バイアスについては理解しておきましょう。そうすれば、その影響をはるかに効果的に和らげられます。

5. 極端な相場環境を無視する

テクニカル分析の予測力が当てにならなくなる場面があります。ブラックスワンのような出来事や、群集心理と感情に大きく左右される極端な相場環境がその典型です。そうした局面では、市場は一方向へ極端に偏ることがあります。

モメンタム指標であるRSI(相対力指数)を例に取りましょう。一般的に、値が30を下回ると、チャート上の資産は売られすぎと見なせます。では、RSIが30を下回ったら即トレードのシグナルなのでしょうか? まったく違います! それは単に、市場のモメンタムが今は売り手に支配されていることを意味するだけです。言い換えれば、売り手が買い手より強いことを示しているにすぎません。

異常な相場環境では、RSIは極端な値に達することがあります。理論上の最小値(ゼロ)に近い一桁の値まで下がることさえあります。しかし、これほど極端な売られすぎの値であっても、必ずしも反発が間近であることを意味しません。

極端な値を示したテクニカルツールを頼りに、盲目的に判断を下すのは高くつきかねません。値動きの解釈が極めて難しくなるブラックスワンの局面では、なおさらです。そうした瞬間、市場は一方向へ進み続けることがあり、どんな分析ツールもそれを止めることはできません。だからこそ、常に他の要因も考慮に入れ、ひとつのツールだけに頼らないことが重要なのです。

6. TAが確率のゲームであることを忘れる

テクニカル分析が扱うのは絶対的な確実性ではなく、確率です。つまり、どんなテクニカル手法を戦略に採用しようと、市場が期待どおりに動く保証はありません。分析が「上がる可能性が高い」「下がる可能性が高い」と示唆することはあっても、確実なことは何ひとつないのです。

トレード戦略を組み立てる際は、この点を必ず考慮しなければなりません。どれだけ経験を積んでいても、市場が自分の分析どおりに動くと思い込むのは賢明ではありません。そう思い込むと、ポジションを大きく取りすぎ、ひとつの結果に賭けすぎる傾向が生まれ、莫大な経済的損失を被るリスクにさらされます。

7. 他のトレーダーを盲目的に追いかける

どんな分野でも、極めるためには絶えず自分を磨き続ける必要があります。金融市場のトレードでは特にそうです。変わり続ける相場環境が、それを否応なく求めてくるからです。学ぶための最良の方法のひとつは、経験豊富なプロやアナリスト、トレーダーをフォローすることです。

しかし、常に良い成績を残したいなら、自分自身の強みを見つけ、それを活かすことも欠かせません。それはあなたのエッジ、つまりトレーダーとしてあなたを他と分けるものと呼べるでしょう。

成功したトレーダーのインタビューをたくさん読めば、彼らの戦略が実に多様であることに気づくはずです。実際、あるトレーダーには完璧に機能する戦略が、別のトレーダーにはまったく使い物にならないと映ることもあります。市場から利益を得る方法は無数にあります。自分の性格とトレードスタイルに最も合ったものを選べばよいのです。

他人の分析を根拠にエントリーして、うまくいくことも時にはあるでしょう。しかし、背景にある文脈を理解せず、他のトレーダーをただ盲目的に追いかけるだけでは、長期的には決してうまくいきません。もちろん、誰かをフォローして学ぶこと自体を否定しているのではありません。決め手となるのは、そのトレードアイデアに自分が納得できるか、そして自分のトレードシステムに合っているかどうかです。相手がどれほど経験豊富で尊敬されているトレーダーであっても、盲目的に追随すべきではありません。

まとめ

テクニカル分析を使う際に避けるべき、最も基本的な間違いをいくつか見てきました。忘れないでください。トレードは簡単なものではなく、長期的な視点で向き合うほうがずっと健全です。

トレードで成功を持続させるのは、時間のかかるプロセスです。戦略を磨き上げ、自分自身のトレードアイデアを組み立てられるようになるには、多くの練習が必要です。そうして初めて、自分の強みを見つけ、弱みを認識し、トレードと投資の判断を自分の手でコントロールし続けられるのです。