イーサリアム2.0の新たな段階「ザ・マージ」

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イーサリアム2.0は、共同創設者の一人であるヴィタリック・ブテリンが2018年のイーサリアム開発者会議(Devcon)で行ったプレゼンテーションをきっかけに、暗号資産エコシステムの話題の中心となり始めました。

2020年3月にヴィタリック・ブテリンがイーサリアム2.0のロードマップ概略図をツイートで共有すると、複数の段階を経て進んでいくこのアップデートを、暗号資産業界全体が注視するようになりました。

イーサリアム2.0の主な目的は、イーサリアムの取引処理能力を高め、手数料を下げ、ネットワークをより持続可能なものにすることであり、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)プロトコルに代わってプルーフ・オブ・ステーク(PoS)プロトコルへの移行を目指しています。

これにより、イーサリアム2.0のエネルギー消費はイーサリアム1.0より99.95%少なくなると予測されています。

このアップデートは次の段階で構成されます。

  • ステージ0 - ビーコンチェーン
  • ステージ1 - シャードチェーン
  • ステージ2 - ステート実行(State Execution)

先日発表されたザ・マージは、イーサリアム2.0の各フェーズに追加される中間期間として計画されています。

ザ・マージがロードマップに加わることで、イーサリアム2.0への移行は合計3.5段階を経て完了することになります。

  • フェーズ0 - 2020年後半:ビーコンチェーンのローンチとPoSプロトコルの導入。
  • フェーズ1 - 2021年半ば:スケーリングの鍵となるフェーズと位置づけられるシャードチェーンの実装。
  • フェーズ1.5 - 2022年前半:PoWプロトコルで稼働する元のチェーンと、PoSプロトコルで稼働するチェーンの統合。
  • ステージ2 - それ以降:Etherアカウント、トランザクション、スマートコントラクトの動作の開発。

フェーズ1.5で実施されるザ・マージでは、ネットワークを調整するPoSコンセンサスレイヤーであるビーコンチェーンが、PoWプロトコルで稼働するイーサリアムのメインチェーンと統合され、その後ネットワーク全体がPoSプロトコルへ移行する計画です。

PoSモデルは分散性を維持しつつ、次のアップデートであるシャーディングへの土台を築きます。

シャーディングは、トランザクションのスループットを高め、イーサリアムのスケーラビリティに貢献し、エンドユーザーのガス代を引き下げることを狙いとしています。

ザ・マージ後に発行されるETH供給量の減少、PoSによるエネルギー消費の低減、そしてネットワークのセキュリティ水準の向上が見込まれることから、機関投資家による投資の拡大が期待されています。

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